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【二次創作】パーマンの日常-ハチャメチャ☆夏休み-【5】

こんばんはー!
連日、パーマンの新たな情報が飛び交っていて嬉しい限りです。


現在、テレビでは実写パーマンが活躍するCMが放送されていますね!
実写と聞いて、最初は少し不安でした。
だってイメージが崩れることが多い気がするんですもん。
だけど、そういうこともなく自然に見られたので安心しました。


さて、今日は第5話でございます。
お話は8話まであるのでもう少しお付き合いいただければと思います!
それではつづきから、どうぞ~~!!






~5~



風の音、木のざわめき。
真夜中の澄んだ空気の中を通って真っ直ぐ耳に届く。
夏なのにどこか涼しくて、心地よい。
だが、ミチ子の心はどんよりと重く、眠れずにいた。


(何よ、みんな嫌い!)


昼間、虫取り競争に負けた罰ゲームとして
女装する羽目になったミツ夫であったが、
彼は予想外に可愛らしい女の子へと変貌を遂げ、
ちやほやされてすっかりその気になってしまった。

注目がそちらにばかり行き、ミチ子の方を誰も見てくれない。
そんな寂しさが彼女を取り囲み、まるで心に大きな石が乗っかっているようだ。

せっかくパーマン1号も一緒の旅行ということで楽しみにしていたのに、
どうしてこうなってしまったのだろうか。

ミチ子はゆっくりと上半身を起こした。
暗い部屋の中をじっと見つめる。
彼女の右側にパー子とガン子がすやすや寝ているのが見える。
気持ち良さそうな寝顔だ。
しばらくの間、彼女は黙ったままその場にたたずんでいた。






「(ちょっと1号、起きて?)」
「へ…?何?おやつの時間?」

誰かにゆさゆさと揺さぶられ、1号は寝ぼけ眼で返事をした。
灯りも付いていない暗い部屋の中で誰かが話しかけてくる。
キョロキョロと見回すと、コピーもカバサブたちもグーグー寝ている。
誰だろうと思って目をこすって良く見てみると、パー子ではないか。

「パー子!こんな夜中にどうした…モガガ!!!」
「(しっ!静かに!!)」

彼女に手で口を押さえられ、1号はふがふが言っている。
寝ているところへ入ってきて起こすなんて、一体何ごとだろうか。

「(何だよ、何かあったのかい?)」
「(ミチ子さんがいないのよ。どこへ行ったのかあなた知らない?)」

パー子の言葉を理解できずに1号は黙っていた。
寝起きのせいもあったのかもしれない。
時計を見れば、夜中の2時過ぎ。

「ええっ!!ミッちゃんが…フゲゲ!!」
「(静かにしなさいって言ったでしょ!みんな起きちゃうんだから!)」

またしてもパー子に手で口を塞がれた1号は、
ハッとして目だけで辺りを見回した。
一瞬、サブが何か言ったように聞こえたため2人はドキッとしたが、
ただの寝言だったらしい。

「(ミッちゃんがいないってどういうことだよ!
 庭にでも出てるんじゃないのか?)」
「(分かんないから聞きに来たのよ?荷物まで無いんですもの!)」

まだ苦しそうにしながら1号は小声でパー子に尋ねた。
こんな時間にいなくなるなんておかしな話だ。
まさか、家に帰ってしまったのだろうか。

「(とりあえず探しましょう!)」
「(分かった!)」

2人ともパジャマのままではあったが、
そんなことは気にせずにそっと部屋から出た。

パー子は民宿の中すべてを探したが、ミチ子はどこにもいる気配がない。
庭を探していた1号にもその姿は見つけられなかった。
小さな声で呼んでみても返事は聞こえない。
薄暗い民宿の玄関で2人は顔を見合わせた。
やはり彼女はどこかへ行ってしまったのだろうか。

「誰だ!?」

突然、2人の後ろで声が聞こえた。
ハッとして振り返ると、そこにいたのは民宿の旦那さん。
何やら物音がするので様子を見に来たのだ。

「勝手に動き回ってすいません、僕たちです。」

1号の声が返ってきたため、旦那さんはホッとしたようだ。
玄関の灯りがパッと点いた。
彼の手にはバットがしっかりと握られており、
それに気が付いた1号たちはぎょっとした。

「やぁ、なんだ君たちか。どうしたんだい、こんなところで?」

安心した顔つきで話しかける旦那さんの後ろから、
おかみさんがひょいっと顔を出した。
不審な気配が1号たちだと分かって、同じく安堵している様子だ。

「ミチ子さんがいなくなってしまったんです。
 あたしたち探してるんですけど、どこにもいないの。」
「ええっ!何だって!?」

パー子の言った言葉に、旦那さんは驚いた様子で答えた。
おかみさんと顔を見合わせたあと、真剣な顔で1号たちの方を向いた。

「それは大変だ!すぐ探さないと!!」
「でも、どこに行ったのか分からないんです。まさか誘拐とか…?」
「バカっ!変なこと言わないでよ!それなら大騒ぎになって分かるじゃない!」

1号の言葉にパー子は思わず声を荒げた。
暴れた跡もなければ、物音もしなかったと彼女は言う。
そうなると、やはりミチ子は自分から出て行ったのだと考えるのが妥当だ。
理由は分からないままであったが、とにかく探さねばなるまい。

1号たちの話を聞いた旦那さんとおかみさんは、
お互い顔を見合わせたあと不安げに話しかけてきた。

「あの…ミチ子さんのことですけど…。」
「何か知ってるんですか?」

少しの間黙って俯いていたが、
思い切ったようにパッと顔を上げて旦那さんが話し始めた。

「実は、今朝この辺りで殺人事件がありまして、
 犯人が逃走中のようなんです。」
「えぇっ!?」

全く知らなかった1号たちは、彼の話にビックリして声を上げた。
もしも犯人がこの近くに潜んでいたとして、
そこにミチ子が通りかかるようなことがあれば、
あってはいけないことが起こってしまう可能性がある。

しかも真夜中だ。
この辺りは自分たちの住む町のように街灯などなく、暗闇に近い。
本当にミチ子はそんなに暗いところへひとりで出て行ってしまったのだろうか。

一刻も早く彼女を見つけ出す必要がある。
1号とパー子はお互い目で合図をして頷き、外へと飛び出した。



【その6】につづくクリック


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二次小説★目次

A side(成長編)

バード星への道(仮)
パーマンの帰還

B side(ドタバタ中学生編)

ロックンロール文化祭
パーマンに女難の相!?
ランチタイム・ウォーズ
吸血鬼とシンデレラ
秋色乙女スイーツ
サーカスに行きた~い!!
妄想デート
○○シーンお断り!!
秘密のダンス・パーティー
ガン子の星に願いを
奇跡のクリスマス
朝日ヶ丘に雪は降る
カウントダウン・ラブ
一富士二鷹三パー子?
ふたりは恋のライバル
パー子危機一髪!!
ビタースイート・チョコレート
赤ずきんちゃんとオオカミ
パー子風邪を引く
グッバイ・スイートハート
スクープ!パーマンの正体
月灯りと君の夢
男の戦い
パジャマパーティーは大騒ぎ
スミレのラブソング
夢で逢いましょう
妄想☆結婚行進曲
ドキドキ☆サマー・スマイル
わくわく真夏のサイクリング
マーメイド誘拐事件
純情☆恋祭り
008マン
やっぱり君が好き。
おとぎの国のパーマン
ミツ夫のラブソング
スミレちゃんが危ない!!
パーマン恋愛禁止令!?
スミレと1号熱愛中!?
ハチャメチャ☆夏休み
秋風のセンチメンタル
やきもち☆ウィンター

番外編

ドラ・ミーツ・パーマン
パーマンとキノコの森
モテモテ☆パーマン

須羽さんちのパー子ちゃん

須羽さんちのパー子ちゃん
怒りのミッちゃん
ひみつのパー子ちゃん


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当ブログにお越しいただき ありがとうございます。
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プロフィール

あんじゅ

Author:あんじゅ
こんにちは!パーマンが大好きです!奥の深い作品です!!
藤子・F・不二雄先生の作品は素晴らしいです!

恥ずかしがり屋の管理人が、恥ずかしげもなく、お恥ずかしい内容の二次小説を書いたりお絵かきしたりしています(笑)

もし良かったら、読んでいただけると嬉しいです!!
ヨロシクお願いします。

趣味で自分の見たいなぁと思う世界をマイペースに書いていますので、リクエストは受付しておりません。

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