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【二次創作】パーマンの日常-ハチャメチャ☆夏休み-【6】

こんばんはー!
今日は休みで、昔住んでいた近所をぶらぶら歩いてみました。


あの頃の道を懐かしく思いつつ、新しく出来たお店や
今はもうなくなってしまったものなど、
しんみりしつつも物珍しく色々と楽しかったです。


さて、今日はお話の第6話でございます。
暗闇の中、1号とパー子はいなくなってしまったミッちゃんを
見つけ出すことが出来るのでしょうか!


それではつづきからどうぞー!!






~6~



「ふん、何よ!」

ぶつぶつ独り言を言いながら真っ暗な道を、
ミチ子は駅の方へと勘を頼りに進んでいく。
朝日ヶ丘の町とは違い、道には灯りもついていない。
こんなところをひとりで歩いているということ自体が信じられなかったが、
今はそれよりもムシャクシャした気持ちの方が勝っていたのだ。

カバサブ、ミツ夫、ガン子、パー子、そしてパーマン1号と一緒の夏の旅行。
大好きな1号と一緒ということもあり
せっかくおしゃれもして楽しみにやって来たのに、
見向きもしてもらえなかった悲しさ。
そういうわけで、みんなが寝静まった真夜中にこっそり布団を抜け出した。

ようやく駅に到着したが、深夜2時にはもう電車は走っていない。
キョロキョロ辺りを見回すも、タクシーも見えない。
人ひとりいなければ、物音もしない。
聞こえるのは風に揺れる木の葉の音だけであり、本当に静かな夜だ。

「駅に着いたわ…これからどうしよう。」

ミチ子は持っていたボストンバッグを“よいしょ”と近くにあったベンチに置いた。
その隣には自分が腰掛け、俯いた。

相変わらず、し~んとしている。
風が吹いて木の葉が揺れる音は、何だか不安を掻き立ててくる。
パーマン1号が探しに来てくれると思いながらも
数分間そこにいた彼女であったが、ついに気味悪くなりサッと立ち上がった。
そしてバッグを手に持ってゆっくりと歩き始めた。

だが、歩けど歩けど人はおろか、車の走っている様子もない。
だんだんと疲れ始め、バッグが実際よりも重く感じてきた。
冷静になると、どうしてこんなことをしてしまったのだろうというふうに
思い始めたミチ子ではあったが、もうあとには引けない。

しばらく歩き続け、川沿いの土手辺りを歩いている時だった。
川のせせらぎの音に気が付いてそちらを見ていると、
そこにぼんやりとした灯りが浮かんでいるように思ったのだ。


(何かしら…?)


一瞬ミチ子は立ち止まり、そして静かに近づいていく。
その場所は、藪に囲まれていた。
木が鬱蒼と生い茂り、いかにも怪しいといった場所だ。

先ほど見えたのは、どうやらランタンの灯りのようである。
光が漏れないように上から布をかぶせてある。
藪の向こうに見える光をそっと覗き込もうとしたミチ子は、
足元に生えていた草に躓いてしまい、思わず声を出した。

「きゃぁっ!!」

バッグが彼女の手から離れ、ドサッという音を立てて地面に落ちた。
手を付いたので顔から着地するのは免れたようだ。

「誰だっ!?」

ミチ子はハッとした。
声がしたので顔を上げると、目の前には何やら怪しげな若い男がいる。
殺気立った表情に、彼女は震えが止まらなくなった。

「あ…あの…あ、あ…。」

草や木々に身を隠すように潜んでいる男。
ランタンの灯りが薄暗いのでハッキリとは見えなかったが、
カーキ色をした薄手のパーカーを羽織っており、
頭にはフードを深く被っているようである。

20代ぐらいの男。
目はギラギラ光り、こちらを睨みつけている。
そして、体を彼女の方へ向けたかと思うとゆっくりと立ち上がり、
あろうことか一歩一歩近づいてきたではないか。
ミチ子は恐ろしさで体が動かなくなり、思わず叫んだ。

「きゃあああ!!パーマーンっ!!!」






「ミッちゃんはどこへ行っちゃったのかなぁ?」

暗い暗い山の中をひとり出て行ってしまったミチ子を探すため、
1号とパー子はそれぞれ分かれて空を飛んでいた。
しかし灯りがなくあまりの暗さに空からでは捜索できないため、
1号は地面に着地して歩いて探すことにした。
蚊がたくさん飛んでおり、次から次から刺されて痒くてたまらないが、
今はそんなことよりミチ子を探さなくてはならない。

「ミッちゃーん?」

名前を呼んでみた。
だが、返事をする者は誰もいない。

「な、なんかオバケでも出てきそうな感じだな…。」

いくらパーマンといえども、この不気味な暗さには怖くなってくる。
1号は身震いをした。
こんなところをミチ子が
歩いて行ったかもしれないというのが信じられないぐらいだ。

1号が怖気づいていると、さらさらと水の流れる音が聞こえ始めた。
近くに川が流れているのだろう。
昼間の明るい時ならいいのだが、
こんな真夜中に草木が生い茂った川の近くを通ると
何か出てきそうな感じがして本当に気味が悪い。


(うわぁぁ、やだなぁ!)


オバケが苦手な1号は、その場から離れようと宙に浮かんだ。
するとその時。

「きゃあああ!!パーマーンっ!!!」

静かな夜を引き裂くかのような錆び声が響き渡った。
ミチ子の声だ。
1号はハッとして振り返った。
そして声の聞こえた方へと方向を変え、ものすごい勢いでそちらへ向かった。

「いやぁぁぁ!!パーマンーーーっ!!!」
「静かにしろっ!!」

ガサガサどたばたと大きな音が響き渡る中、
1号が草をかき分けて突き進むと、そこには泣き叫ぶミチ子の姿があった。
若い男に両腕をつかまれ、必死に振りほどこうとしている様子だ。

「ミッちゃん!?」
「パーマンっ!?」

とっさに1号の脳裏には、民宿の旦那さんとおかみさんから聞いた
逃走中の殺人犯のことが思い浮かんだ。
ぼんやりとした灯りの向こうに見えたミチ子の顔は恐怖と涙で覆われている。
彼は力の限り男に向かって飛び出して行った。




【その7】につづくクリック


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バード星への道(仮)
パーマンの帰還

B side(ドタバタ中学生編)

ロックンロール文化祭
パーマンに女難の相!?
ランチタイム・ウォーズ
吸血鬼とシンデレラ
秋色乙女スイーツ
サーカスに行きた~い!!
妄想デート
○○シーンお断り!!
秘密のダンス・パーティー
ガン子の星に願いを
奇跡のクリスマス
朝日ヶ丘に雪は降る
カウントダウン・ラブ
一富士二鷹三パー子?
ふたりは恋のライバル
パー子危機一髪!!
ビタースイート・チョコレート
赤ずきんちゃんとオオカミ
パー子風邪を引く
グッバイ・スイートハート
スクープ!パーマンの正体
月灯りと君の夢
男の戦い
パジャマパーティーは大騒ぎ
スミレのラブソング
夢で逢いましょう
妄想☆結婚行進曲
ドキドキ☆サマー・スマイル
わくわく真夏のサイクリング
マーメイド誘拐事件
純情☆恋祭り
008マン
やっぱり君が好き。
おとぎの国のパーマン
ミツ夫のラブソング
スミレちゃんが危ない!!
パーマン恋愛禁止令!?
スミレと1号熱愛中!?
ハチャメチャ☆夏休み
秋風のセンチメンタル
やきもち☆ウィンター

番外編

ドラ・ミーツ・パーマン
パーマンとキノコの森
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あんじゅ

Author:あんじゅ
こんにちは!パーマンが大好きです!奥の深い作品です!!
藤子・F・不二雄先生の作品は素晴らしいです!

恥ずかしがり屋の管理人が、恥ずかしげもなく、お恥ずかしい内容の二次小説を書いたりお絵かきしたりしています(笑)

もし良かったら、読んでいただけると嬉しいです!!
ヨロシクお願いします。

趣味で自分の見たいなぁと思う世界をマイペースに書いていますので、リクエストは受付しておりません。

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