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【二次創作】パーマンの日常-秋風のセンチメンタル-【1】

こんばんは~!
今朝、劇的な寒さに“ヒィ~”と言いながら、コートを着ました。
マフラーを着けても良いぐらいな感じでもありました。
もう11月も後半ですもんね。


というわけで、今日はまず、
皆様に催眠術をお掛けするところから始めたいと思います!


今は10月中頃です!!!


誰が何と言おうと、10月中頃…!!!w


このお話を書いていた時期から大幅にずれてしまったので…。
その頃でないと成立しない部分が出てきてしまいました(・・;)


というわけですので、10月の気分になっていただけましたら
さっそくいってみたいと思います。
それでは、つづきからどうぞ~!!
(何だかこの言い回しが懐かしく思える 笑)




~1~



「ふわ~あ…。」

登校途中、ミツ夫は大あくびをした。
眠い目をこすりながら、重い足取りで学校に向かう。
夕べ事件が起こって呼び出されてから、家に帰ってこられたのは明け方5時半。
吸い込まれるかのようにベッドに横になり、夢の世界へたどり着いたのも束の間、
あっという間に目覚めの時間がやってきてしまった。
青い空が何となく恨めしく感じる。

「どうして今日は日曜日じゃないんだよ、まったく…あ、痛てっ…!」

彼はとっさに左腕を押さえた。
痛々しく巻かれた包帯が数日前の出来事を思い出させる。
工場で大規模な火災事故が起こり、人々を救出している最中に
火によって熱された高温の鉄の棒が腕の上に落ちてきたのだ。

ママには、留守中にホットケーキと焼こうとして失敗したと言ってごまかしたのだが、
本当はとてもそんな規模で収まるような怪我ではなかった。

包帯の上から優しく摩りながら ぶつくさ独り言を言っているところへ、
ポケットの中からバッジの音が鳴り響いた。
突然のことに驚きつつ、またもや呼び出されてミツ夫はうんざりした顔で
辺りをキョロキョロ見回しながら小声で応答した。

「(はい、こちらパーマン1号。)」
『パーやんでおます。指名手配の男が高速道路を逃走してまんねん。
 その車を追ってほしいんや。』
「(分かった、すぐ行くよ。)」

バッジをポケットに押し込み、
周りを確認してからミツ夫は近くの電柱の陰に隠れた。
カバンの中から慣れた手つきでササッとコピーロボットを取り出すと、
チョンと軽く鼻を押した。

「何、また事件?」

あっという間に大きくなり、自分の姿になったコピーが話しかけてくる。
パー着したミツ夫は疲れた表情で返事をした。

「そういうこと。あとは君に任せたからな。学校頑張ってよ…ふわ~あ。」

1号は言いながらふわりと空に浮かび上がり、あっという間に飛んでいってしまった。
小さくなっていく姿を見届けたあと、ミツ夫コピーも大きなあくびをしながら
じわじわ学校へと歩き始めた。

「“学校頑張って”なんて言われても、
 こんな寝ぼけた状態で僕にどうしろってんだよ、ホントに。」

ぼんやりした頭のまま歩いていると、後ろから誰かが“おはよう”と声を掛けてきた。
振り返ると、そこにいたのはミチ子だ。

「おはよう、ミツ夫さん。今日も眠そうね。」
「ああ、おはようミッちゃん。まあね、相変わらずだよ。ふわ~あ。」

一定のリズムで襲ってくるあくびを抑えようともせず、
彼は眠そうなまま答えた。
だが次の瞬間、ミチ子の口から飛び出した名前が彼の目を覚まさせた。

「あのね、あたし昨日久しぶりにユキちゃんと電話でお話ししたのよ。」
「へぇ~、そう。え…ユ、ユキちゃん…?」

再び出かかっていたあくびは宙に消え、
コピーは歩くのを止めてミチ子に聞き返した。
彼の興奮した様子を見たミチ子が少し驚いているのに気が付き、
コピーはパッと彼女から目を逸らしてゴホンと咳ばらいをした。

「ええ、そうよ。どうしてるかしらと思って、夕べ電話してみたの。
 元気そうだったわよ。」
「そ、そっか…。」

“元気そうだった”という言葉にコピーは内心ホッとしていた。
ユキが青森に引っ越してからはほとんど連絡を取っておらず、
どうしているのか気になってはいた。
本当はすぐにでも会いたいと思っているし、いくらでも電話で話したい。
だが、そうしてしまうと、いつまでも自分の中から
彼女を忘れることが出来ないという葛藤があった。

「クラスのみんなのことも話したわ。もちろんミツ夫さんのことも。」
「えっ…僕?」

不意に名前が出たので、コピーはハッとしてミチ子の方を見た。
ミチ子はそのまま話を続ける。

「ええ、そうよ。相変わらず色々ドジなことしてるのよって言ったら笑ってたわ。」

ミチ子は楽しそうにしている。
彼女の様子とは逆に、コピーは“アハハ”と力なく笑った。
久しぶりに会話するユキに、何もそんな話をしなくても良いのにと思いつつ、
忘れられていないという妙な安心感や、笑っているユキの顔が思い浮かんできて
何だか幸せな気分になった。

「元気そうで良かった…ホント。」

ホッとした表情でコピーはミチ子に言った。
会わなくても、自分が連絡を取らなくても、
ましてや自分のドジな話を彼女に知られてしまったとしても、
こうやってユキの近況を知ることが出来て良かったと思ったのだ。

だがミチ子の話にはまだ続きがあった。

「でもね、そうでもないのよ。」
「え?どういうこと?」
「だってユキちゃん、足を骨折したって言ってたし…。」

コピーはミチ子の言葉に動きを止めた。
その後しばらくして驚きのあまり目をぱちくりさせ、
言葉も忘れたかのように口をパクパクさせた。

「え…えええっ!?嘘だろっ!!?」
「嘘じゃないわ。階段から落ちたんですって。ユキちゃんがそう言ったんだもの。」

冷静なミチ子と、大慌てなコピー。

「だだだって…ミッちゃん、
 さっきユキちゃんは元気そうだったって言ったじゃないか!?」
「そうよ、元気なのは元気だったわ。」

ミチ子の無茶苦茶な言い分に振り回されながら、
コピーはもうどうして良いのか分からない状態である。
まさかユキがそんな大けがをしていただなんて。
知らないままのん気に大あくびしていた自分を殴りたいと思った。

「ええーーーーい!!考えたって仕方ないんだっ…!!痛て-っ!!」

1時間目のあとの休み時間、コピーは突然大声で叫んだ。
叫ぶと同時に両手を握り、グーにした手で力いっぱいドーンと机を叩いたため、
左腕にビシビシと痛みが走った。

事件が長引いたのか、1号は戻ってこないまま
その日コピーは一日中教室でもやもやし続けていた。
授業中も休み時間もユキのことが頭から離れない。
なのに、やはりどうすることも出来ない。

「はぁ~…。」

帰り道、あくびの代わりに今度はため息をつきながらコピーは家路へとついた。
ユキに電話をすべきか、手紙でも書くべきか。


(ユキちゃんに会いたい…。)


しかしそうなると、自分の中から忘れようとしていた想いが蘇ってきて
今度こそ彼女のことを諦められなくなるだろう。
自分がミツ夫のコピーという立場上、悩みに悩んで出した答えだったのに。

「はぁ…小学生の頃に戻りたいや…。」

ぐったりしながら自室の扉を開け、よろよろしながら服を着替える。
そしてどさっと椅子に腰掛けて机に突っ伏した。

するとしばらくして“疲れた~”という声とともに
ベランダの窓が開いた音がした。
1号が帰ってきたのだ。

よっぽど疲れているのだろう。
パー着を解いたあと、そのままミツ夫は吸い込まれるようにベッドに倒れ込んだ。
少しすると、スースーと寝息が聞こえ始めた。

コピーはふっと立ち上がり、ミツ夫を見た。
今朝 別れた時の制服姿のままである。
“よっぽど疲れたんだな。”
そう思いながら布団を着せてやろうと彼に近づいた時、ふっと目に留まった。
パーマンセットがポケットにちゃんと入らず、ミツ夫の腰の近くに転がっている。
あまりの眠さにちゃんと押し込まれなかったのだろう。
その瞬間、コピーの心にもう一人の自分が囁きかけた。


(パーマンセットを使えば、ユキちゃんに会いに行ける…!)


彼の額に冷や汗が流れた。
手も震え始めた。
そんなことしちゃダメだという気持ちでくるりとミツ夫に背を向けて
ギュッと目を閉じたコピーであったが、ドキドキする心臓は止められない。

ゆっくりと振り返り、次の瞬間、自分でも訳が分からないうちに
パッとパーマンセットを掴んだかと思うと
あっという間にパー着して勢いよく空へと飛び立っていった。



【その2】につづくクリック


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二次小説★目次

A side(成長編)

バード星への道(仮)
パーマンの帰還

B side(ドタバタ中学生編)

ロックンロール文化祭
パーマンに女難の相!?
ランチタイム・ウォーズ
吸血鬼とシンデレラ
秋色乙女スイーツ
サーカスに行きた~い!!
妄想デート
○○シーンお断り!!
秘密のダンス・パーティー
ガン子の星に願いを
奇跡のクリスマス
朝日ヶ丘に雪は降る
カウントダウン・ラブ
一富士二鷹三パー子?
ふたりは恋のライバル
パー子危機一髪!!
ビタースイート・チョコレート
赤ずきんちゃんとオオカミ
パー子風邪を引く
グッバイ・スイートハート
スクープ!パーマンの正体
月灯りと君の夢
男の戦い
パジャマパーティーは大騒ぎ
スミレのラブソング
夢で逢いましょう
妄想☆結婚行進曲
ドキドキ☆サマー・スマイル
わくわく真夏のサイクリング
マーメイド誘拐事件
純情☆恋祭り
008マン
やっぱり君が好き。
おとぎの国のパーマン
ミツ夫のラブソング
スミレちゃんが危ない!!
パーマン恋愛禁止令!?
スミレと1号熱愛中!?
ハチャメチャ☆夏休み
秋風のセンチメンタル
やきもち☆ウィンター

番外編

ドラ・ミーツ・パーマン
パーマンとキノコの森
モテモテ☆パーマン

須羽さんちのパー子ちゃん

須羽さんちのパー子ちゃん
怒りのミッちゃん
ひみつのパー子ちゃん


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あんじゅ

Author:あんじゅ
こんにちは!パーマンが大好きです!奥の深い作品です!!
藤子・F・不二雄先生の作品は素晴らしいです!

恥ずかしがり屋の管理人が、恥ずかしげもなく、お恥ずかしい内容の二次小説を書いたりお絵かきしたりしています(笑)

もし良かったら、読んでいただけると嬉しいです!!
ヨロシクお願いします。

趣味で自分の見たいなぁと思う世界をマイペースに書いていますので、リクエストは受付しておりません。

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