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【二次創作】パーマンの日常-やきもち☆ウィンター-【1】

こんばんは!
今日は朝から雪が積もりました~!!
滅多にないことに少しばかり興奮し(笑)、
何となくウキウキしながら出勤しました。
たまにしか降らないからこんなこと言ってられますけど、
雪国の人にとっては、大雪は大変なんでしょうね。


さて、久しぶりに新しいお話がUP出来ます!
最近書き進めるのが遅くなってしまいました(・・;)
ここのところ、個人的に忙しくしております。
練習しないといけないことと、あと、勉強していることがあります。


なんですが、ちょっと煮詰まってきてしんどくなってきたので、
気分転換に…と思って、以前に書いていた続きを書き始めると、
なぜか分からないけどものすごい集中力が発揮できたみたいで、
一気に書き上がりました(^^;
早く完成させないと、また前みたいに季節が変わっちゃって焦るハメになるしね(汗)


何はともあれ、出来上がったので今日からUPしたいと思います!
寒い日にはピッタリなお話になっています♪
それでは、つづきからどうぞ~♪





~1~



「はぁ~…。」

吐く息が白い。
ふんわり目の前に広がったかと思うと、
あっという間にすぅ~っと消えていく。
冬の朝、登校時にはコートを着て歩いている生徒で溢れかえっている。
今朝はすんなりと起きることが出来たため
余裕を持って家を出ることが出来たミツ夫は、
悠々とした足取りで教室に向かった。

「おはよう~!」

勢いよくガラッと戸を開けて中に入り、カバンを置いて自分の席に着く。
その途端、カバ夫の不機嫌そうな顔が目に飛び込んできた。
爽やかな朝にふさわしくないその顔の隣には、
これまたムスッと拗ねたようなサブの姿。

着ていた青い色のジャンパーを脱ぎながら
ミツ夫が二人の視線の先を見てみると、
そこには女子数名が集まって何やらワイワイしている様子が確認できた。

「やっぱりあたしは美庄くんだわ。彼が1位なのは当たり前よ。」
「そうよね、あたしも彼にマフラーを編もうかしら。
 着けてもらえたらサイコー!!」

“美庄”という名前が不意に耳に入り、ミツ夫は無意識にそちらへ神経を傾けた。
美庄年彦、売れっ子アイドルの中でもナンバー1の男。
彼本人からスミレのことを好きだという宣戦布告を受けたミツ夫にとって、
放っておくことの出来ない存在だ。

「何言ってんのよ!あんなチャラチャラした感じの人はダメだわ。
 やっぱり本当に男らしいのはパーマン1号よ!彼だって1位なんだから!」

美庄派の女子を抑えつけるようにビシッと言い放ち、
夢見るような瞳でうっとり宙を見ているのはミチ子だ。
彼女は相変わらずパーマン1号に心底惚れているようである。

「そうだよねぇ、ミッちゃん!僕も1号って男らしいと思うんだ。」

いつの間にか自分の隣に立って話に加わっていたミツ夫に驚きつつも
ミチ子は彼の言葉にうんうんと頷いた。

「あらミツ夫さん、こういうことでは気が合うわね。」

ニッコリ笑いながら彼女は
机に置いてあったアイドル雑誌を手に取ってミツ夫に見せた。
そこには彼にとっても興味深い記事が掲載されていた。


“この冬、誰にマフラーをプレゼントしたい?”


目に飛び込んできた見出しの下に、有名人がランキング形式で載っている。
写真付で順番に大きく紹介されているのだが、
なんと1位は同率で、パーマン1号と美庄年彦の二人となっていたのだ。

「パーマンは、美庄年彦なんかと違って本当にカッコいいわ。」
「だよねぇ~!男の僕から見ても、
 1号ってカッコ良すぎてさぁ~困っちゃうよ!ウヒヒ!」

美庄派対パーマン1号派でワイワイ盛り上がっている様子を
カバ夫とサブは冷めた目で見ながら力なく言った。

「もっとさぁ~、身近に寒がってる首があるんだから、
 女子たちはそっちに目を向けるべきだよなぁ。」
「例えば、カバ夫くんの首なんかとっても寒そうですよねぇ。」
「だろ?サブの首も寒そうだぞ?女子たちは間違ってると思うなぁ。」

カバサブはお互いに顔を見合わせ、力なくふぅ~とため息をついた。
女子たちと一緒になって騒いでいるミツ夫の気持ちも分からなかった。
彼も自分たちと同じ、マフラーを編んでもらえない派なはずなのに、
何がそんなに彼を楽しそうにさせるのだろうか。
二人はムスッとした表情で口を尖らせながら、
机に肩ひじをついて面白くなさそうにその光景をずっと見ているのだった。

その日は一日中ヘラヘラとしたままつつがなく過ぎてゆき、
あっという間に放課後になった。
足取り軽く家に帰って来たミツ夫は、鼻歌まじりにコピーの鼻を押して起動した。
見る見るうちに大きくなったコピーは、
目の前にやたら浮かれたもう一人の自分がいるのを見て
頭の上に「?」を浮かべたが、
その理由はすぐに理解するところとなった。

「日本中、いや世界中の女の子たちが、
 僕にマフラーを編もうとしてくれてるんだ!
 ぼかぁ何て幸せ者なんだろう!にゃはは!!」

自分で自分を抱きしめるようなポーズをしてニヤニヤしているミツ夫を前に、
半分呆れ顔のコピーは言った。

「でも、肝心のスミレちゃんからはまだもらってないんだろ?」

コピーの言葉を聞き、ミツ夫ははたと動きを止めた。
確かにそうだ。
大げさな話だとはしても、日本中、いや世界中の女の子たちが
自分にマフラーを編んでくれるのは嬉しい。
しかし、スミレが編んでくれるマフラーが一番嬉しいに決まっているのだ。

「そ、そういえばそうだな。
 よし、今日のパトロールの時にそれとなく言ってみよう。」

するとそこへタイミングよくバッジの呼び出し音が鳴り響いた。
待ってましたと言わんばかりに、ミツ夫はパー着して空へと飛び出した。
手を振り後姿を見送っていたコピーは
やれやれと言わんばかりの表情で肩をすくめたのだった。






「じゃぁ、今日はこれで解散だ!」
「ほな、みんなお疲れさん!」
「アッキャァ~!!」
「さよならぁ~!」

夕方、迷子の男の子の捜索をしたあと
パーマンたちはそのままパトロールへと突入し、
解散したのは陽が落ちてからだった。
すっかりと気温も下がり、上着を着ていないと震えるぐらいの寒さである。

「ああ~、寒いなぁ!!体が冷え切っちゃってるよ!」

パーやんとブービーが帰ってしまったあと、
パー子と2人になった時を見計らい、1号はわざとらしくガタガタと震えて見せた。

「ホントそうよねぇ。風も冷たいわ~!」
「だろ?寒くて風邪引いちゃいそう!マフラーが欲しいなぁ~!」

言いながら、1号はちらっとパー子の方を見る。
彼女が何かピクッと反応したような様子を見せたような気がしたため、
彼は引き続きぶるぶると震えながらパー子の方へとじわじわ寄っていった。

「ああ寒い、寒いよう!毎日のパトロールがつらいなぁ!」
「あら、そんなに寒いの?風邪の引き始めじゃない?
 大変だわ!早く帰りましょ!」

パー子の言葉に1号は“ヘコ~!”とズッコケた。
先ほどの言い方では彼女に伝わっていないのだろうか?
そう思いつつ、1号は少し息を荒げながらパー子に言った。

「いや、そうじゃなくって!! マフラー編んで欲しいんだけど…あれ?」

さっきまで目の前にいたパー子がいない。
キョロキョロしていると、その時すでに彼女は10メートルほど先におり
こちらに向かって手を振っているではないか。

「お大事にね~!おやすみなさい!」

そう言って彼女はすい~っと自分のマンションの方へと飛んでいってしまった。
あとに残された1号は、手を伸ばしながら
しばらくの間すがるような表情で彼女の後姿を見つめていたが、
あまりにも冷え込む夜だったため、諦めて自分の部屋を目指して飛び始めた。

今夜がダメならまた明日がある。
部屋へ戻るまでの間に出たクシャミが数回、
静かな夜空にビリビリと響き渡った。



【その2】につづく ←クリック


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二次小説★目次

A side(成長編)

バード星への道(仮)
パーマンの帰還

B side(ドタバタ中学生編)

ロックンロール文化祭
パーマンに女難の相!?
ランチタイム・ウォーズ
吸血鬼とシンデレラ
秋色乙女スイーツ
サーカスに行きた~い!!
妄想デート
○○シーンお断り!!
秘密のダンス・パーティー
ガン子の星に願いを
奇跡のクリスマス
朝日ヶ丘に雪は降る
カウントダウン・ラブ
一富士二鷹三パー子?
ふたりは恋のライバル
パー子危機一髪!!
ビタースイート・チョコレート
赤ずきんちゃんとオオカミ
パー子風邪を引く
グッバイ・スイートハート
スクープ!パーマンの正体
月灯りと君の夢
男の戦い
パジャマパーティーは大騒ぎ
スミレのラブソング
夢で逢いましょう
妄想☆結婚行進曲
ドキドキ☆サマー・スマイル
わくわく真夏のサイクリング
マーメイド誘拐事件
純情☆恋祭り
008マン
やっぱり君が好き。
おとぎの国のパーマン
ミツ夫のラブソング
スミレちゃんが危ない!!
パーマン恋愛禁止令!?
スミレと1号熱愛中!?
ハチャメチャ☆夏休み
秋風のセンチメンタル
やきもち☆ウィンター

番外編

ドラ・ミーツ・パーマン
パーマンとキノコの森
モテモテ☆パーマン

須羽さんちのパー子ちゃん

須羽さんちのパー子ちゃん
怒りのミッちゃん
ひみつのパー子ちゃん


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プロフィール

あんじゅ

Author:あんじゅ
こんにちは!パーマンが大好きです!奥の深い作品です!!
藤子・F・不二雄先生の作品は素晴らしいです!

恥ずかしがり屋の管理人が、恥ずかしげもなく、お恥ずかしい内容の二次小説を書いたりお絵かきしたりしています(笑)

もし良かったら、読んでいただけると嬉しいです!!
ヨロシクお願いします。

趣味で自分の見たいなぁと思う世界をマイペースに書いていますので、リクエストは受付しておりません。

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