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【二次創作】パーマンの日常-やきもち☆ウィンター-【3】

こんばんは~!
今日放送分のサザエさんから、波平さんの声が茶風林さんに代わりましたね!
先週、先々週に続き、今週も緊張の面持ちで番組を観ました。
特に違和感は感じず、普通に「サザエさん」を楽しむことが出来ました。


永井一郎さんの波平さんはもちろん、
茶風林さんの新しい波平さんにこれから楽しませていただくことになりそうです。
決めゼリフの「バッカモ~ン!!」も早く聞いてみたいですw


さてさて。
今日はお話の第3話です。
ちょっと切ないモードに突入の回です。
それでは、つづきからどうぞ~♪





~3~



「1号はんは遅いでんなぁ?」
「ウキャキャ!!」
「ホントねぇ、また遅刻かしら。」

パトロールの時間になっても現れない1号を、
他の3人のパーマンたちが待ちくたびれている。
しびれを切らしたパーやんがバッジを鳴らそうとしたところへ
ようやく1号が現れた。

「ごめんごめん!!遅れちゃった!」
「な~にが“遅れちゃった”や!ほら、はよ行くで!」

パーやん、そしてブービーが先に飛び、1号がヘラヘラと後を追う。
そんな1号をじっと見ていたパー子が、
彼の横にすい~っとやって来て話しかけた。

「ねぇ、1号?」
「ん?何?」

ふんわりと彼の首に巻かれたグレーのマフラー。
“P‐1”のロゴが入っている。
どう見ても手編みである。

自分の首元をじっと見ているパー子に気が付いた1号は、
わざとふいっと顔をそむけた。

「ちょっと、何なのよ!人が話しかけてんのに!!」
「べぇ~つに。パー子には関係ないだろ。
 あ、もしかしてこのマフラーが気になるとか?」

彼は、首から垂らした部分を手で持ってひらひらさせ、
これ見よがしにパー子に見せつけた。

「な、何のことよ!」
「またまた~!気になるんならそう言えばいいのに。
 これはミッちゃんが僕のために編んでくれたんだ、心を込めて。
 ああ~暖かいなぁ~!」

自分の頬にマフラーの端を当て、気持ち良さそうに温もりを楽しむ1号。
そしてパー子の方を向いたかと思うとニタッと笑っているのだ。

「やっぱ冬はマフラーだよなぁ~。モテる男はツラいよ、にゃはは!」

パー子は、そんな1号の方を向いて今にも爆発しそうだ。
1号の態度にも腹が立つが、
ミチ子が編んだマフラーを見て心がチクチクするのを感じた。
彼女のマフラーは確かに上手で見た目も良く、
もしも自分が男の子だとしてもあんな素敵なものを貰えたら嬉しいだろう。

後ろからやってこない二人に気が付いたパーやんとブービーが、
二人の様子に気づいてハラハラしている。

「あれ?どうしたのパー子ちゃん?」

1号は挑戦的な目つきで更に言う。
それを見たパーやんたちが慌てて二人の間に割って入った。

「いいい1号はん、もうやめときなはれ!!」
「アキャキャキャ…ウギィー!!」

パー子は両手を握りしめ、いつ1号を殴ってもおかしくない様子だ。
彼女はくるりと三人に背を向けたかと思うと
何も言わず勢いよく飛んでいってしまった。

「あっ…パー子はん!?ちょ、ちょっと!!
 1号はん、追い掛けんでええんか?」

パーやんとブービーはオロオロしている。
彼ら二人のケンカには慣れっことはいえ、何だか後味が悪い。
1号も心の中では少しやり過ぎたかなと思ったものの、
男としての変なプライドが邪魔をし、
ぷいっとそっぽを向いてしまうのであった。

「し、知らないよっ!パー子が悪いんだからな!」
「せやけど、パー子はん泣いてたんちゃうか?」

1号はパーやんの言葉に一瞬ピクッと反応を見せたが、
意地を張っているのか黙りこくったままそっぽを向いている。
“パトロールするんだろ!?”と大声で言ったあと、
1号は一人その場から飛び始めた。

こんな時の彼には何を言っても無駄なことは分かっていたため、
二人は仕方なく肩をすくめて1号に続いた。






「何よ…!何よ1号のバカッ!!」

泣きながら自分のマンションに帰り着き、
ベランダから部屋の中に入ったパー子は
マスクだけ無造作に外した状態でソファーの横にへたり込み、突っ伏した。
ギュッと抱きしめたクッションが涙に濡れていく。
首元にミチ子のマフラーを巻いた1号の得意気な姿が脳裏に焼き付いて離れない。

スミレコピーはまだ仕事から戻っていないため、部屋には彼女一人だ。
慰めてくれる人もいないまま、スミレは泣き続けた。

その時、彼女はふとテーブルの上に目をやった。
ピンクと水色の紙袋が2つ置かれている。
それぞれの袋の中から2本の棒が顔を覗かせているのが見える。
ピンクの袋に手を伸ばすと、袋がバサッと倒れて
中からころりとライトブルーの毛糸の束が転がった。

編み目も揃っていないし、どことなくガタガタしている。
ミチ子の編んだものと比べると、やはり敵わない。

仕事で忙しい中、誰にも気づかれないようにこっそり編んでいるため
なかなか完成しないでいたのだが、
それでもほぼ出来上がりというところまで来ていたのだ。
なのに、あんなふうになってしまっては渡せない。


(早く編んで、ミツ夫さんにあげたかったのに…。)


そう考えると、またもやみるみるうちに涙が押し寄せてくる。
誰もいない部屋に、ぐすんぐすんという声だけが静かに響いている。
大好きな人を暖めてあげるどころか、
自分自身の心に氷が張ってしまったかのようだった。



【その4】につづくクリック


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二次小説★目次

A side(成長編)

バード星への道(仮)
パーマンの帰還

B side(ドタバタ中学生編)

ロックンロール文化祭
パーマンに女難の相!?
ランチタイム・ウォーズ
吸血鬼とシンデレラ
秋色乙女スイーツ
サーカスに行きた~い!!
妄想デート
○○シーンお断り!!
秘密のダンス・パーティー
ガン子の星に願いを
奇跡のクリスマス
朝日ヶ丘に雪は降る
カウントダウン・ラブ
一富士二鷹三パー子?
ふたりは恋のライバル
パー子危機一髪!!
ビタースイート・チョコレート
赤ずきんちゃんとオオカミ
パー子風邪を引く
グッバイ・スイートハート
スクープ!パーマンの正体
月灯りと君の夢
男の戦い
パジャマパーティーは大騒ぎ
スミレのラブソング
夢で逢いましょう
妄想☆結婚行進曲
ドキドキ☆サマー・スマイル
わくわく真夏のサイクリング
マーメイド誘拐事件
純情☆恋祭り
008マン
やっぱり君が好き。
おとぎの国のパーマン
ミツ夫のラブソング
スミレちゃんが危ない!!
パーマン恋愛禁止令!?
スミレと1号熱愛中!?
ハチャメチャ☆夏休み
秋風のセンチメンタル
やきもち☆ウィンター

番外編

ドラ・ミーツ・パーマン
パーマンとキノコの森
モテモテ☆パーマン

須羽さんちのパー子ちゃん

須羽さんちのパー子ちゃん
怒りのミッちゃん
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当ブログにお越しいただき ありがとうございます。
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無断転載もお断りしています。

プロフィール

あんじゅ

Author:あんじゅ
こんにちは!パーマンが大好きです!奥の深い作品です!!
藤子・F・不二雄先生の作品は素晴らしいです!

恥ずかしがり屋の管理人が、恥ずかしげもなく、お恥ずかしい内容の二次小説を書いたりお絵かきしたりしています(笑)

もし良かったら、読んでいただけると嬉しいです!!
ヨロシクお願いします。

趣味で自分の見たいなぁと思う世界をマイペースに書いていますので、リクエストは受付しておりません。

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